「第31回秋の縄文野焼き祭り~縄文の鼓動 未来をひらく音~」が開催されました。
台風14号の大渦が東の海上に去ったあと、なんとも穏やかな秋の野焼き日和になりました。どこまでも澄みきった朝の青空の下、午前7時に火おこしと火入れが行われ、縄文野焼きの始まりです。
今年の最後の縄文野焼き、この日は、太陽の光も風も、炎もなにか優し気で、大自然に包まれ守られているような気持ちになりました。
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今回は、作品制作した人が縄文野焼きをするということをメインにスタッフを募り、結果初めて縄文野焼きに挑戦する人たちが多くなりました。
経験者のリーダーやスタッフの指導で、新しいメンバーが生き生きと動いてくれて、順調な流れで 刻々と火の中の作品が色を変えていきます。
スタッフたちは離れていても熱く感じられる野炉の炎に近づくとき、火と触れ合いながら会話しているよう。
火と一体になる瞬間の刹那と、絶妙な間合い。そしてクライマックスへ。
燃えさかる火の子宮の中から、土器や土偶に生命が宿り誕生する時の感動と、無事に焼き上がった安堵と感謝でいっぱいになりました。
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《縄文大地の精霊ダンス》
縄文野焼きのあとは竪穴式住居の前で、大地と火、森羅万象への感謝を込めて、「縄文大地の精霊ダンス」を輪になって踊りました。
野焼きの疲れもなんのその、みな輝く笑顔で縄文ダンスを楽しみました。
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《縄文野焼き大賞》
焼き上がった作品の中から、縄文野焼き大賞など4賞が選ばれ、表彰されました。
●受賞者(敬称略)
◆縄文野焼き大賞………… 兵頭百華(倉敷市) 縄文土器
◆新見市教育長賞………… 塩尻真那(倉敷市・高1) 縄文土器
◆新見市教育長賞………… 塩尻真那(倉敷市・高1) 縄文土器
◆猪猪風来美術館館長賞… 三宅富恵(福山市) 縄文土器
【「第31回 秋の縄文野焼き祭り」チラシ】 →PDF版を開く |