― 過去の企画展（記録） ―
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| 【「春の女神・秋の女神」野焼き風景】 |
空高く盛り上がる山々 大地の大きなお腹は
新しい季節をはらんで いまにもはじけそうだ
彼女のあたたかな体温 胎動する生命の鼓動
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近年、中国山脈の山々の霊気あふれる豊饒を縄文文様にこめて精力的に創作している猪風来。
このたび、奥深い山々の匂い立つ精気が女神の姿となり、春の豊饒・秋の豊饒の化身として結実しました。
この大地より産まれ出でたふたりの女神は、猪風来の開眼作「生命のシリーズ」に連なるあらたな代表作と
なるでしょう。
２つの縄文大型土偶（高さ80cm）は猪風来が３５年間の修業の中でつちかった熟練の野焼き技法によって
焼成されました。
太陽や風、火や土のあり様にしたがう極意から得られる縄文野焼きの美は、大自然の力強さと豊かな心を
たたえています。
猪風来美術館開館６年目をむかえ、この姉妹の女神のうち「秋の女神」は作品を生みだす源と機会を与えて
くれた新見市への寄贈を予定しています。
姉妹がはなれる前に、対にそろった姿を地元の皆様に見ていただきたく展示を企画しました。