【‐変幻自在‐法曽焼展チラシ】 →PDF版を開く |
新見市法曽には、江戸後期頃に途絶えて以来「幻の法曽焼」といわれてきた古来の焼物があります。
2005年の猪風来美術館(法曽陶芸館)開館を期に、法曽焼同好会が結成され復興の試みが開始しました。
土や製法、焼成法の解明や穴窯建設を進め、2007年には焼締めの法曽焼水甕、2009年には磁器・施釉による
遠州ゆかりの茶器が焼き上がり、150年ぶりの法曽焼復活が成し遂げられました。
今回の企画では、近隣に伝わる古法曽焼の器から、新法曽焼――法曽焼の技法と縄文造形を融合した
『縄文法曽陶』の猪風来作品や若い感性の村上原野作品、法曽焼同好会会員や陶芸教室生の作品――までを
幅広く展示。
地元の土と地域の伝統を受け継いだ法曽焼の歴史を偲ぶとともに、再び甦った法曽焼が地域の人々に親しまれ
ながら芸術作品として開花し、未来へ創造の翼を広げる変幻自在の姿をご紹介します。