【「縄文美らんまん 火焔土器展」チラシ】 →PDF版を開く |
会期:2024年4月13日(土)~6月30日(日) 休館日:月曜日(祝日の場合翌日休館) 会場:猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)企画展示室
主催:猪風来美術館(新見市法曽陶芸館) 共催:新見市教育委員会 後援:信濃川火焔街道連携協議会 協力:岡山大学文明動態学研究所(松本直子) 新潟県津南町教育委員会 新潟県三条市 <関連企画1>縄文ディスカッション 「土器に表現された生と性と精」 日時:5月12日(日)午後1時30分~4時 場所:猪風来美術館創作館 トーク:松本直子氏(岡山大学文明動態学研究所所長) 「縄文土器から考える土器作りとジェンダー」
佐藤雅一氏(新潟県津南町教育委員会参事、國學院大學兼任講師) 「中期土器の物語性文様」 猪風来氏(猪風来美術館館長・縄文造形家) 「縄文視座からつくる現代縄文アート」 (各20~30分) ディスカッション:松本直子×佐藤雅一×猪風来(60分・質疑応答含む) <関連企画2>縄文ワークショップ 「古の土器をみながら縄文土器・土偶をつくろう!」 日時:6月9日(日)10時~ 参加料金:2,000円 募集人数:先着15名 申込は猪風来美術館(☎0867-75-2444 新潟県信濃川流域から 火焔型土器とその仲間たちの土器や土偶がやって来る! 【津南町】道尻手遺跡と堂平遺跡出土の縄文土器22点展示 【三条市】吉野屋遺跡と長野遺跡出土の縄文土器・土偶8点展示 これらの土器土偶は “日本遺産「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化” として日本遺産構成文化財になっています。 古の縄文と現代の縄文作家が時空を超えて響き合う! 【現代縄文作品出品作家】 猪風来・村上原野・土田哲也・中山裕那・小野真由美・兵頭百華・北村ますみ 磯田耕治・宮原由紀夫・黒田知恵・むらかみよしこ 一万年を超える縄文文化は日本文化の源流であり、火焔型土器をはじめ器の上部に突起造形を持つ縄文土器は世界の中でも稀有な際立った存在です。これらは母なる大地から湧き立つ生きとし生けるすべての生命と魂のデザイン、縄文人の世界観が紡ぎ出した山海草木虫鳥獣魚人の生命の循環と豊饒を祈る造形表現なのです。このような造形美は他に類例がなく日本列島に花開いた素晴らしい美の文化遺産です。そのなかでも縄文中期(5000年前)に豊かな森と水に恵まれ多種多様な動植物の宝庫であった信濃川流域の縄文人たちによる火焔型土器の造形は圧倒的です。この度は新潟県津南町を中心に火焔型土器の出土した本物をお借りし30点を展示いたします。本物のもつ存在感は 時空を超えて私たちに縄文の息吹と魂を語りかけてくることでしょう。 猪風来美術館は日本で唯一の現代縄文美術館として 開館以来18年にわたり“今を生きる縄文芸術”を発信してきました。諸外国での作品展示や縄文ワークショップや講演会なども開催し、2019年には北米初の縄文野焼きも実現。また美術館活動では縄文の心と技を体得できる拠点として土器作り教室や縄文野焼き祭りも実施しており、国内外から縄文を学びたい人たちが集まってきます。 新潟県津南町教育委員会・三条市のご理解ご協力のもと 火焔型土器など30点を展示し新見市民・岡山県民・西日本の方々にじかに見ていただく機会がもてることは非常に意義深いものです。あわせて猪風来美術館に集い学んでいる縄文作家たちの火焔土器(模写)や火焔文様を取り入れた創作作品も展示予定です。古の縄文土器と現代縄文作品との新鮮な出会いは 未来志向の新しいアート創造への強いメッセージを発していくものと予感しています。 |