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【むらかみよしこタペストリー展『生命 白い竜になって』チラシ】 →PDF版を開く |
夜半すぎに白い霧がたちのぼり あたりを包むとき
見慣れた景色が 見知らぬ異界に変わる。
霧は この地に生きるものたちの
息をあつめて形作られてきた。
遠い昔からくり返されてきた
命のいとなみの息をあつめて……
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『生命 白い竜になって』は、法曽の山や空や川や谷間のすべての生命の息づかいがまじりあい、壮大な
生命の舞いを繰り広げ、白い竜になって、明け方天空に昇っていく様子を表現しています。
前作『生命のまほろば 法曽』『生命の夜明け 法曽』に続く法曽シリーズの第3作目。
これらは法曽の大地に生きるすべての生命への賛歌です。
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作品は羊の毛を手紡ぎ、豊かな自然の色をいただいた草木染、細かな絵柄を丁寧に綴(つづ)れ織りして制作。
草木のかもしだす多様な美しい色彩と手織の暖かい感触が、画面で躍動する生命を慈しんでいるようです。
会場には法曽3部作を一堂に展示、また作品の絵柄を挿絵として創作した「手作り絵本」も。