【猪風来のウフイカムイ展チラシ】 →PDF版を開く |
“ウフイカムイ”とは、アイヌ語で「はげしく燃えさかる火の神」をいう。
それは縄文土器や土偶に新しい生命を吹き込む縄文野焼きの炎――地底からマグマが噴き出して燃えさかる
火の女神の姿――大自然と大地に渦巻くエネルギーが無限に変転し増殖するマガタマの螺旋となって飛翔し、
あの世からこの世へ万物の生命となって湧き立つ生命の炎である。
地球なる大地のもつ根源的な生命エネルギーを縄文視座から捉えたとき、縄文の世界観が結実した究極の
造形美が生まれる。
縄文造形家・猪風来がかつて北海道に移住し、大自然の中で20年にわたり“縄文の心”を求め続けた探究と
創作の日々から生まれた代表作『ウフイカムイ』を展示。
――作品『ウフイカムイ』(長430×高100cm 2002年)